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4/8、4/15、4/22、5/13 東京練習内容



<5月13日> ミサ・ブレヴィス

1.Kyrie

最初のアルトの出だしのピッチや音色がなかなか定まりませんでした。まずはハミングで自分で声を豊かに響かせられる感覚を掴んで、その響きの位置で発声できると良いですね。練習の時は指摘しませんでしたが、もしかしたらKの子音によって響きが散ってしまっているのかもしれません。その際は子音よりも母音を意識して響かせるように心掛けてみてください。

どうしても歌うのが難しい場合はソプラノが数名手伝うのも全然ありだと思います。

テノールが入る所まででピッチが崩れないのが一番の目標です。1音1音鍵盤楽器で音を確かめながら正確に歌えるようがんばってみてください。

あと、緊張してしまうのも重々承知しておりますが、本番ではもっと緊張すると思うので、練習時からその緊張感の中で歌えるようになるのも大事な練習だと私は思います。

Cからの部分は2つある4分音符がもう少し繋がっていても良いと思いました。iからsを発音するタイミングがもう少し遅いと(つまりiを長めに歌うと)レガートに歌えると思います。

2.Gloria

きれいなハーモニーでした!いつも言っていることですがiからuの発音の時にuが浅くならないように細心の注意を払ってください。一度音程を付けないでリズム読み等で発音だけチェックしてみるのも良いかもしれません。

3.Credo

DからEへの切り替え部分はキリストが復活した、という部分なので歌い方は劇的にマルカートでお願いします。

ピアノの最初の1和音のみで合唱が入るので、合唱が歌い方をリードできるようにお願いします。


このあと上田先生による通し練習が行われました。4声のAve Mariaについては楽譜と違うパターンでも練習しました。以下に詳細があります。チェックしてみてください。


生きとし、生けるものへ


名もなきところへ


Ave Maria(4声)

33小節

nosを2分音符にして次に4分音符でtrae、その後4分音符でAに変更


また逢える

3また逢える

4このいのち 明日へ


今この時を


記録:鏡 貴之(指導者)

*************************************** <4月22日> グレゴリオ聖歌…レラシ慣用句、区分、イクトゥスなどの解説を加えて、

 Ave Mariaを歌いました。

音が縦に積み重なる感覚(発声)が身に着くと良いかと思いました。

その後、4声のAve MariaとLacrimosaの短い復習。

次回のグレゴリオ聖歌は、Ave Mariaの復習をしつつ、

Kyrieに進んでも良いかと思います。

Misaa Brevisより…Credoの発音確認をいたしました。

教会式ラテン(イタリア語読み)を基本に、

ti=「ツィ」で、「Pontio」「terrtia」「etiam」などをの発音練習でした。

Agnus Deiは、特にアカペラ部分のテンポ、ハーモニー感に注意して復習しました。

生きとし・また逢える…楽譜通りの、フラットの状態に戻して歌う練習。

また逢える1曲目は、感情を入れずに語るように歌う部分と、

逆に、温かみのある感情を入れて歌う部分とに分けて歌ってみました。

名もなきところ・今この時を…リズムを感じながらも、丁寧に歌ってください。

 1,ここにいる、の最後の和音は、力まずにやわらかく響かせて。

今この時を、伸ばすべき音符の長さをしっかり伸ばしましょう。

テンポが速くても、メロディーラインがギクシャクしないように練習していきたいです。

記録:大塚雅仁(指導者) ******************************* <4月15日>

15日は発声練習後にお誕生日間近の上田先生にバースデーソングとケーキ、そして爽やかな色合い(ウクライナカラー)の花束をお渡ししました。

その後ラテン語の曲を練習、後半は昨年12月の特別公演でもお世話になったピアニストの佐藤麻以子さんの伴奏で日本語による3作品を全曲歌いました。ベースに待望の新しい方が加わり、男声も充実した練習となりました。

◆Salve Regina:歌い慣れている曲ですが、時々楽譜にはない休符が入ります。大きなフレーズ感で歌いましょう。

 ・冒頭2回目のSalve、アルトは“A”の音をそろえて。

 ・2回目のSalve の後ブレスをしても推進力を損うことなく次のSalveへ向かって。

◆『生きとし生けるもの』 全体的に以前より言葉が立つようになりましたが、キーワードとなる言葉や、音域が低めの場合は、もう少し工夫できるとよいですね。

例)1曲目:濃く、天/ 2曲目:遠のいて、くも/ 3曲目:季節、なみま/4曲目:天空 等他の曲でも同様です。 

.コスモスと少年:【C】“遠のいて”がやや奥まって聞こえます。“白い帽子が”のcresc.を受けての“とおい”になるよう、話す時よりずっとクリアな子音が必要。

◆今この時を

1.風が生まれる:cresc.(クレッシェンド)の表記は何のため?この曲では3声にハモった箇所で多く見られますが、その意味を考えてうたいましょう。

2.わたしの空へ:3拍子が次第に重たくならないように。

3.今この時を:61小節の“せかい”や71小節“みらい”、シンコペーションのリズムに影響され言葉の頭が流れがちです。語頭の母音を八分音符のなかで十分に響かせて。ラストの“生きている”はまだタイミングが合いません。その前のcresc.をしっかりかけて最後の一言を!

◆名もなきところへ

16分音符の細かい箇所は以前よりタイミングよく歌えてきてますが(1曲目の“装っている”や“丹念に”等)、まだ数名歌う直前にハッと息が聞こえてきそうなブレスをしている人あり。ベースはこの曲に限らず細かい音符の後半が走りやすいので気をつけて。

2.海にふる雪:所々に出てくるアカペラ部分、この曲ならではのハーモニーの妙をよく味わって。

3.耳をすます:【C】【F】4声で入る“ここに”の子音のタイミングまで合わせましょう。

 【D】歌詞がいまひとつ不鮮明。“駆けてくる”や“立つ”の歌い方はもっと工夫を。同じ16分音符でも均一ではなく言葉によって長短を感じて、聴き手の心に映像が浮かぶように。

ひととおり全曲歌いましたが、後半の新曲はやや駆け足になってしまい失礼しました。

次回は6月に担当させて頂きます。皆さんの歌がまたどのように変化しているか楽しみにしています。

記録:本宮廉子(指導者) ********************************************** <4月8日>

グレゴリオ聖歌

Ave Maria

基本的な歌い方は皆様できるいるようでしたので、自分でも拍節を感じられるように垂線をネウマ譜に書き込んだり、できる方はその垂線の所で手を叩けるようになれたら完璧だと思います。

後は拍節を強く感じすぎす、横に流れるように歌えるようになれれば更に良くなります。


4声のAve Maria

ネウマ譜の時の歌い方のように、同じ母音で音が動く時に滑らかに歌えるといいですね。9小節目の頭の和声のハーモニーが瞬間的に決まるととてもきれいです。


レクエイム

Lacrimosa

4小節単位でフレーズを感じられると良いです。

かなり歌い込んでいるので、基本的にはとてもきれいですが、更に上のレベルを目指すために細かい音の処理を丁寧にする事を心掛けましょう。



ここから上田先生による通し練習でした。


生きとし、生けるものへ

天と地と海と

このいのち明日へ


Missa Brevis

Credo

Agnus Dei

46小節からのアカペラ部分は要練習との事でした。


名もなきところへ

2.海にふる雪

文節の頭の言葉をはっきりと発音しましょう。

最初の「うみにふるゆきは」の部分は全部文節の頭がuの母音から始まるので「う」、「ふ」、「ゆ」と丁寧に歌い分けましょう。 特にFの子音は聞こえにくいので時間をかけて擦るようにFの発音をしてみてください。

16分音符の部分は慌てずに丁寧に歌って行きましょう。


4.名もなきところへ

基本的な発声がラテン語の曲の時よりかなり軽めで動きが取りやすい発声で歌っていくと良いです。

特に符点8分音符のシンコペーションがちゃんと3対1になるように鋭く軽やかに歌いましょう。


今この時を

2.わたしの空へ

28小節目の4分休符が重くなって入りが遅くならないように気をつけましょう。基本的に弱拍から入る部分が遅れがちなので気をつけましょう。

85小節目の「はっ」の4分音符は長めに歌って日本語として自然に聞こえるような感じで歌ってください。


4.はじまりの日のうた

この曲も8分休符の後から入るので入りが遅れないように気をつけましょう。


記録:鏡 貴之( 指導者)

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