上田益が書きます。
今年は8月下旬から9月下旬の一月弱の間に、3箇所のコンサートがあるという異例の年となりました。どうしても各地公演で歌う曲を優先的にやらざるを得ない状況から、私も含めてなんとなく気持ちの余裕がない練習を続けてきた感があります。
今回と9/16の練習は、少し軌道修正するための準備の意味もあり、通すことで何が足りないかを感じる練習ができればと思っています。私が気になるのは、どうしても流してしまう演奏の傾向になることでしょうか。
つまり表現しようとするよりも、楽譜を追ってしまう、そこに書かれている音符だけを追いかけてしまい、言葉のフレーズや意味合いを考えることなく歌ってしまう傾向にあるということです。そんな中にあって、ようやく女声合唱の音色が明るく軽やかになってきたことは良いことだと感じます。15日に女声だけの特別練習もあります。さらに詩をもっと表現できるよう、その詩の世界を自分なりに「こう歌いたい」という具体的なイメージが持てるよう、進めていきましょう。
各地の様々な楽曲を練習しながら東京の演奏会の楽曲を練習することは、何も今回が初めてではなく、これまでもずっとそうでしたし、これからもそうです。今年はあまりに短いスパンの中で3地域が密集してしまいましたが、11月に向けて「表現すること」を各自で考えながら練習してほしいと思いました。
広島の演奏会のための「遥かなる海へ」の練習もあと1回やりますが、頑張っていきましょう。
記録:上田益
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