新宿文化センター第1会議室での練習でした。
縦長の会場でいつもと違う並びでしたが、広さは十分あり比較的歌いやすかったので
はと思います。
◆『黙礼』より「4.あなた」
・3連符の入りがおくれやすい。大きな3拍子の流れにのるようにして、言葉のキャッ
チをすばやく。
・20小節:特に4声がそろう“ほほに”が遅い(←上田先生曰くこれはどの地域も共
通)。直前の8分休符を<h>の発音にあてるつもりで。
・【C】のソプラノの入り、遅れない。他の似た箇所と間隔が異なり、前のフレーズ
と同じ小節内で“あなたの”と入るので要注意。
・42小節:“そらを”は4声の音域の広がり、空間の広がりを感じてうたって
・【F】入りのタイミングだけでなく、語尾のハーモニーを合わせて。(“(光の)
輪”と“(黙礼)すると”は同じハーモニー。【L】も同様)
・【J】ここから重厚なサウンドに!(伴奏の変化にも着目!)女声は重心をしっか
り下げて深い音で。
◆3.海神に守られて、4.天と地と海と
この2曲は歌い慣れているので、アカペラでハーモニーを意識しながら練習しまし
た。
・【A】遥かな涯から聞こえてくるような音色にしましょう。その後2声で歌い出す
【B】とのバランスも考えて。
・【E】アルト“絆がちぎれて消えた子よ”の音程が甘くならない
◆『また逢える』より「4.このいのち明日へ」
・【A】4声の厚い響きを意識し堂々と言葉を語る
・一方単パートで歌い出す【B】は、語頭の子音をより立てて。(例:みのりなき、
のぞみ、みちにふし)
・【F】アルト:最初の音程(ラ)と音色を気をつけて⇒1拍目のピアノの低音
ファ、
もしくは前小節のベース(ラ)かテノール(ソ)の音を手がかりにして入るとよいで
しょう。
・【G】1拍目の休符で決意を固めて!
☆最後は上田先生のご指導で数曲ピックアップして練習
◆「1.野辺」
・16、17、18小節の1拍目“が”のハーモニーをていねいに合わせて
・41小節:ソプラノ歌い出しの“り”は、体と喉を開いて詰まった音にならないよう
に。
◆『黙礼』より「3.命よ」テンポをあげて練習。
前半どうにかテンポにのっているように見えましたが、歌詞まで聞こえるかというと
否、幾度と繰返される
“命を「命」と○○よりも”の動詞部分を無意識に歌っていると、連続する8分音符
の動き中に埋もれてしまいます。
特に不明瞭なのは、“泣く”、“歌う”、“黙る”、“怒る”、“書く”。一つ一つ
の動詞をもっと深く刻むように歌うとよいのでは。
次に私が担当させて頂くのは1か月半先になりますが、その間皆さんの歌がどのよう
に変化していくか楽しみにしております。
真夏日が続くので、皆さんお体には気をつけてよい夏をおすごし下さい。
記録:本宮廉子(指導者)
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