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執筆者の写真記録:各地指導者、実行委員

7月18日 神戸練習内容

7月18日、担当は上田先生と眞木、ピアノは河村先生です。

私にとって久しぶりの練習でしたが、皆さんの元気そうな顔を見てとても嬉しくなりました。何人かの方とはSNSでもお元気な様子を拝見していましたが、やはり皆さんと顔をあわせるのが一番ですね。

まず軽い体操と発声から。

顔の表情筋を起こして使えるようにしましょう。楽譜に目を落とすと、目の開きがゆるくなって、軟口蓋も閉じてしまい声も暗くなります。低い音から明るい表情で脱力しましょう。

換気の後、Ave Maria(四声)

しっかり目を開けたAhで歌いました。

この曲の音階、ドリア旋法で音階練習をしてからまずユニゾンの箇所から練習しました。

少し忘れている所もありましたので、もう一度楽譜を思い出しておきましょう。

換気休憩後、

 

ミサ曲よりSanctus とBenedictus、Agnus Deiを練習しました。

皆さん忘れている箇所も多かったのですが、単に忘れているというよりも、久しぶりに歌われるだけでなく、大人数で歌う事が久しぶりの方もおられるので、感覚も少しずつ取り戻していきましょう。Agnusは母音から歌い始めるので、表情が暗くなりがちですのでそこも気をつけましょう。

思いだしてくるとだんだんと声が出てきました。換気の後はミサ曲よりGloria。

Glの二重子音、exのkの子音に気をつけて発音できるタイミングを与えてあげてください。

三拍子のリズムがもたついてしまうのはアクセントの無い裏拍にもアクセントが生じて重くなってしまうためです。


Sanctus もBenedictusもそうでしたが裏拍を軽く歌いましょう。

換気休憩後、RequiemよりRequiem,Kyrie,Lacrimosaを練習しました。

やはりレクイエムは比較的体が覚えてらっしゃるのか、比較的スムーズでした。

KyrieのKの子音がひらがなの「き」にならないよう、母音の前にKの子音が響く時間を与えてあげてください。

Lacrimosaも注意点を先に示すと皆さん良いポジションになってうまくいっていました。

フレーズでの大事な言葉のアクセントを意識してそこに向かって歌いましょう。


今日は私も久々で、感覚を取り戻すのと、練習のスタイルに慣れるために少しとまどった部分もありましたが、皆さんも良い意味で慣れてきて頂いて、短時間に集中できる様にできれば効果的に練習できるかとも思いました。練習のテンポを考える上でも私も勉強になりました。

マスクをされている事で発音などが消極的にならないようにしましょう。

マスクをしていた割には皆さんの声がよく聴こえていました。自分にはこもって聴こえがちですが、十分聴こえていますので声を出しすぎないように周りを聴く様にしてみましょう。新しい発見があるはずです(私もマスクをしたりフェイスガードをして歌う事で新しい発見がありました)。


そして、発声練習でやった様に、ちゃんと声が響く位置で母音、そして正しく子音も響かせられればマスクをつけていてもよく通る声が出せます。

また、時間がある時、楽譜を読みながら出来ることをやりましょう。

ただ楽譜を開いてみるだけでも良いのですが、可能ならメトロノームのアプリなどを使ってリズム読みの練習をフレーズの前の休符からテンポ感を感じてやってみてください。

その時、リズムの取りやすいブレスのタイミングを見つける事、次の言葉の準備をする事、顔の表情筋を意識する癖をつける事などをやってみてください。


こういう時なので、消極的になってしまいそうになりますが、あくまでポジティヴに捉えて効果をあげられる方法をいろいろと考えて準備していましたが、皆さんがとても前向きに取り組んでくださって、皆さんの元気を感じる事で僕も元気になりました。


今日は皆さんで歌える貴重な時間のありがたさをとても感じる事ができてとても嬉しく思いました。今は参加することが出来ない方もいらっしゃいますが、参加出来ない方も含めて今できることを積み重ねていきましょう。そうすればきっと来るべき時に活かせることでしょう。

どうぞ今後ともよろしくお願い致します。

記録(ここまで):眞木喜規(指導者)


↓ ここから上田益

最後の約1時間、まずはRequiem 6,9,10曲目から。

9曲目Lux proculですが、歌い出し2小節目のLuxの和音が、各地ともにうまくハモれません。シンプルな和音ですが意外に難しいようなので、同様の箇所すべて注意して歌いましょう。原因の一つは3回続くLuxを別々のものとして歌い過ぎている、つまり和音の流れ、音楽の流れを感じていないことに大きな原因があるように思います。


6曲目のSanctusも、二分音符や全音符で簡単に思いやすいため、ハモりにくい曲です。このことは、以前から何度も伝えていることですので、意識して下さい。


10曲目は、勢いだけで歌ってしまわないよう注意しましょう。


その後、Salve Reginaの練習。音楽の流れは捉えているので、マスクで歌うことにより、長い音符が短くならないことに注意しましょう。


最後はMissa Brevis(クレド以外)を通しました。

細かな注意は無しで、通す練習でした。マスク着用で通し練習を行うことで、息苦しさのコントロールなど、これまでとは違う状況での演奏に少しずつ慣れていきましょう!


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