3月5日 広島練習内容

今日は上田先生をお迎えしての練習でした。佐伯先生によるグレゴリオ聖歌講座からスタートしました。


グレゴリオ聖歌の成り立ちと、グレゴリオ聖歌への愛が漏れすぎの思いが込められたお話しが続きました。広島チームの男声陣は、特別レッスンを受けており、その成果が出ていると思います。素晴らしいし、羨ましいほどです!


佐伯先生は、グレゴリオ聖歌が大好きを超えるほど愛しておられ、語り始めたら止まりません。今日はZoom中継もあり、グレゴリオ聖歌の歴史から説明が始まりました。以下要点を書いておきます。



6世紀あたりから聖歌が歌われてきた。この頃に楽譜がどのようになっていたかは不明だが、キリストの教えを歌っていた。313年にミラノ勅令によりキリスト教が認められ、各地で隠れて歌われていたものを、6世紀になってからグレゴリウス一世の声掛けで統一化。それがグレゴリオ聖歌となる。グレゴリウス一世が作曲したわけではないのでお間違えなく。


4線譜になるのは14世紀あたりからで、12世紀あたりに歌われていたものが多く現代に伝わる。グレゴリオ聖歌の発展としては16世紀がピーク。


楽譜という概念ではなかったので、音の動きを示したものが「ネウマ」と呼ばれ、4線譜に音の動きが配されたものが「ネウマ譜」となる。


グレゴリオ聖歌の特徴は、単旋律で作られているということ。いわゆるユニゾンで歌われる。そして、誰もが歌いやすいように、だいたい1オクターブの中に含まれている音で音楽が作られていることも特徴。グレゴリオ聖歌の旋律には、流れるような美しさ、柔らかさがある。


20世紀の中頃までは、ほとんどの場合はフランスのソレム唱法が中心。一方で、ネオグレゴリアン唱法もある。佐伯先生は、ソレム唱法を採用したいとのこと。


例えば、Ave Mariaのネウマ譜一番下の段「hora」の音符の動きにおいて、同じ音節の中で歌われる場合は伸ばす(タイのように伸ばして歌い、1音ずつ言い直しをしたり、切らない)のがソレム唱法。


同じ音節の中で歌われるものを1音ずつ言い直すのがネオグレゴリアン唱法になる。


グレゴリオ聖歌では「キロノミー」という指揮法で指揮をする予定。キロノミーは、グレゴリオ聖歌の指揮法で、言葉のアクセントを中心に、高揚する部分をアルシス(arsis)、弛緩する部分をテーシスもしくはテジス(thesis)と言い、空中に弧を描いたり、線を引っ張るような指揮法で、グレゴリオ聖歌の独特の旋律を芸術的に導く。


2つ縦に重なった音符(ポダトゥス)は、下から上。上から下に音が下がるとき(クリヴィス)は、音符をずらして書いてある。


広島チームの男声陣がAve Maria、Salve Regina、Kyrieを斉唱し、拍手が起きました。特別レッスンの成果が!素晴らしいです。



【遥かなる海へ】

・若夏に思う

出だしをしっかり揃える。縦を意識。「わ」が発音に時間がかかり、遅れるので気をつけましょう。


・悲しみのティダ

8分の12拍子に慣れましょう。いつまでも苦手だ、と思わず、慣れるように前向きに取り組みましょう。


練習番号E、など、縦がしっかり揃って作られているところは、合わせましょう。ずれたらアウト!と思って、覚悟して指揮を見て歌うように。


p.24の64〜67小節、大切に言葉を言うために、敢えて8分休符が書いてあるけれど、切ろうとしないでください。遅れる原因になります。話すように心がけて、カクカク発音しすぎないように。


・遠き子守歌

出だし、縦を揃えましょう。全パート同じ動きをしていることを意識して歌いましょう。

「焼け残った」の「や」に時間をかけ過ぎないように、しっかり指揮を見ましょう。早めに「ぃや」を発音し、拍頭に「(ぃや)あ」の母音が来るように。

テノール、54小節目、86小節目、音が違うので確認しておきましょう。


・祈りの朝に

ピアノからテンポをもらって、そのままのテンポで入る。

35小節目「やがて」の「が」は鼻濁音に。

41小節目からテンポ感を上げていきます。「歌だったけれど」はひと息。ブレスをしないように。

49小節目、ボリュームは要らないけれど感情を前に向けていこう。「約束」の「く」が目立つのは、やくそくというひらがなを歌うから。あくまでもレガートに。


【三陸鉄道が行く】

・とうさんの海

・三陸鉄道が行く

「ゆくぞ!」が「ぞ」が強すぎて「ぞわれ」になる…アクセントが違うことに気がつこう!「ゆく」をしっかり歌いましょう。



上田先生より


9月には2日間のコンサートが控えていることをしっかり意識して、練習に参加して、どこに向かっているのか、意識を持って参加してください。来年は10周年になります。来年1月15日レクプロ神戸で15周年記念公演を行います。各地のピアニストが少しずつ本番で演奏するので、是非一人でも多くの人に参加していただきたいです。


慣れてしまわず、団員専用ページをしっかり活用して、Zoomも見て、練習記録をチェックしてください。そして、佐伯先生を見ながら歌ってください。あまりに、マイテンポ、マイリズム、マイ音程が多いです。

気持ちを切り替えて、積極的に音楽に関わりましょう。そして予習をしましょう。多分間に合わないと思いますので、団員専用ページを使って音取りして、復習してください。よろしくお願いしますね!


とのことです。気持ちを切り替えて、前向きに頑張りましょう!


本日のピアニストは鎌田章子先生でした!ありがとうございました。



今後の公演予定

8月28日 仙台

9月4日 長崎

9月23、24日 広島(2日公演)

11月5日 東京(県外参加は未定)


女声練習は、基本的に毎月第三土曜日です。頑張りましょう!



記録:大島久美子(ボイストレーナー)





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