3月18日 東京練習内容

冬の寒さが戻った18日は、ラテン語の作品3曲と2つの新作(それぞれ1曲目と3曲 目)を本宮が、「ミサ・ブレヴィス」と「生きとし生けるものへ」、「また逢える」のそれぞれ1曲目を上田先生のご指導で練習しました。 Salve Regina: ・2重子音の発音がおそくなりがちです。母音が拍の頭にくるようタイミングに注意 しましょう。 ex)flentes, fructum (「ミサブレヴィス」の“Gloria”はよいタイミングで歌え ているので参考に) ・47小節:アルトもソプラノ同様、〈a〉母音でのびやかに歌って(もちろん男声 も) ・56小節:16分音符の言葉がプツプツ切れて聞こえるので母音をもっと保つ。 Vita Gloriosa, donum Dei ・31小節:Sop“vitae”〈i〉母音がきつくならないよう口腔内は〈o〉の形で。直 前の〈u〉から広めにとると歌いやすいです。 ・【C】八分音符の〈u〉母音を長めに保って、“Lux”という大事な言葉をちゃんと 奏でましょう。 4声のAve Maria ・15小節:音域が低めになると音が痩せがち。“Benedicta(祝福された)”のイ メージを持って深く温かな音色で。 ・20小節:この1小節内でのクレッシェンドを各パートがもっと意識しないと、次の “Sancta”からの広がりが生まれません。 “Jesus”の語尾のタイミング(4拍目でポンが言えるよう)気をつけて。 『ミサブレヴィス』 「Gloria」・5小節の音程が定まっておらず、アカペラで確認。勢いにまかせず、フ レーズの終わりのハーモニーまで常に聞き合う冷静さももって。17小節目も同様。  ・66小節ほか:“Qui”のタイミングがわずかに遅いです。これも2重子音と同様に 捉え〈i〉母音が拍頭にくるように。  ・114小節からしっかりフォルテで!続く“(Tu) solus alttimus”も1音1音母音 を保って堂々と!(特に8分音符) 「Sanctus et Benedictus」7小節~11小節にかけて長いフレーズ感をもって歌って 1. 野辺 ・冒頭“のべ”〈n〉の準備は必要だが早すぎることなく。9小節から少しテンポを アップしてもついていけるよう指揮みて。 ・41-43小節:Sop“りんどう”の〈i〉がきつくならないよう口腔内は広めに。前拍 の休符で顎をゆるめておくとよい。 ・【E】<mp>でも芯のある声で決然と! 1. あの日 ・57-58小節:“目の前にあるものは”、1回目の同歌詞(30-31小節)と同じ歌い方 になっています。(おまけに休符まで入ってます)2回目はフレーズの終わりでしぼ まずに、次の小節に入る直前までフォルテをしっかり保つ! ・85小節:“じぞう”の長い音は次の“なぜか海に面向け”につなげる意識をもって 歌って。 『名もなきところへ』より 1.ここにいる 巻末の歌詞をまずゆっくり音読してみてください。これだけ動詞が次々並ぶ詩も珍し いですね。 詩人がどんな思いでこれらの動詞を選択したか(また主語を入れるとしたら何か)一 つ一つ想像してみましょう。 言葉のイメージを持たぬまま音楽から入ると、旋律重視で言葉はただの連なりになり かねず、特に16分音符で歌う動詞についてはほとんど聞こえてきません。 休符は無くとも一つ一つの動詞の間に改行があることを意識すると、歌い方も変わっ てくるのでは? 2. 耳をすます この曲に限らずですが、裏拍から入る言葉、16分音符で歌う言葉が不明瞭です。 ほかのどこでもない“此処(にいる)”、“うみ”、“鼓動”、“(こらえながら) 立つ”、“みみ”等は その言葉にスポットライトを当てるような心持ちで歌わないと一瞬のうちに流れてし まいます。 音楽に乗りおくれないことも必要ですが、まずは一語一語大事に語ることを心掛けま しょう。 『今この時を』(女声)より 1. 風が生まれる 3声のバランスよく、前回より言葉も伝わってきました。 ・38小節:音が跳躍する語尾の“に”まで丁寧に歌いましょう。 2. 今この時を ユニゾンと3声のはもりの対比をもっと意識して歌えるとおもしろいですね。(1曲目 も同様) 同じような旋律が何度が出てくるなかで、言葉によって旋律が少し変わる箇所を押さ えておきましょう。 最後の“生きている”は休符を入れてからと思った時点でブレスが遅れます。8分休 符は最後の一語を高らかに言うための一瞬のエネルギーの溜めと思うとよいでしょ う。 この1か月皆さんよく音取りをされていたので練習がスムーズに始められます。 桜の開花ももうすぐ、気温差がありますので体調には気をつけておすごしください。

記録:本宮廉子(指導者)






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