最初に上田先生による指導で女声曲、「今この時を」と「名もなきところへ」の音取りを行いました。因みに今日で音取り練習は終了との事でした。
続いて私による4声によるアヴェ・マリア、ミサ・ブレヴィスが指導が行われました。 4声のアヴェ・マリアについては、いつも言っている事ですが、uの母音が浅くなりがちです。そして、それは前の母音の影響もかなり受けると言うことがわかってきていて、具体的にはiの浅めの母音からuに移行するとuの母音もつられて浅くなってしまうと言うことです。
練習ではこの事はいいませんでしたが、もしかしたらiの母音が浅すぎるのも問題かもしれません。 本来母音の響きはどの母音も均一に響くことが理想的とされていますが、例えばaiueoの母音をなるべく同じ響きになるように、また口の形にあまり差がでないようにすると極端に響きの浅い母音が歌われるという事が少なくなると思います。 次の私の練習では発声練習の時に母音の響きの均等化をする練習を重点的にやってみたいと思います。 次にミサ・ブレヴィスですが、最初のa cappellaのKyrieは1回目からとても素晴らしかったです! ここからは更に高みを目指すためのアドバイスです。
CのChristeのfの時の歌い方は語尾までしっかりfで歌いきって、その後のmpが活きるように歌えるとメリハリがあって素敵だと思います。 あとは、アルトの最初の入りでビブラートをかけるタイミングをなるべく後の方にすると、響きがパートでまとまりやすくなります。
Gloriaはとても良かったので通して演奏して終わりました。
Credoもuの発音が完璧になればあまり言うことがないので通して終わりました。
Sanctusもとてもきれいでした。 Benedictusについては最初のテーマの歌い方がまだしっくりきていてないようでしたので少し指導させていただきました。
今までは私は横の流れを重視してレガートでの指導をしてきたつもりでしが、それによって音程の移動にポルタメントがかかって音程自体もあまり良くない状態でしたので、8分音符1つ1つを置くように階段上に音程を取って歌うようにしてみました。 それによって音程もきれいになり音の移行の仕方もきれいになりました。
Agnus Deiはとても良かったので通して終わりました。 記録:鏡貴之(指導者)
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