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執筆者の写真記録:各地指導者、実行委員

2月27日 神戸練習内容

担当:眞木喜規、ピアノ:河村泰子 発声では自分の声を小さな穴の空いた風船だと思って、その声がしぼまないように息を流すイメージを持ってもらう様に身体の使い方、息の支え方を練習しました。

発声後、Da pacemを練習しました。 ポリフォニーのテーマをパート別に歌ってもらいながら、歌い方をそれぞれのパート毎にアドバイスをしました。特にソプラノさんは細かい音まで歌いこみすぎて遅れる傾向があったので長い音符以外は歌いすぎない様に伝えました。 これは全体的に、弱声になると息の流れが悪くなり量も減ってしまうので、あくまでゆったりとした息の流れでもゆっくりから常に少しずつ加速するイメージを持ってもらいたいと思いました。 その上で弱声の時は音に雑味が生まれないようになるだけ美しい音を丁寧に歌うことを目指して欲しいと思いました。 「あの日」かなり歌える様になってきているので、歌い出しの前のブレスへの意識をもっと持ってもらえるとフレーズの歌い方も変わってきます。 ブレスで最初の言葉だけでなく、一つのフレーズにある言葉を全部吸い込むつもりでイメージする様に伝えました。 「また逢える」この曲も歌い込み過ぎてしまうと遅れる傾向が出てしまうので、言葉を大切に語る様に。 歌詞を見直して、なぜこの言葉があるのかといった前後の関係や背景などを掴んでもらいたいと思いました。 「1枚の古いレコード」の譜読みの続きをしました。今日は言葉を付けて最後まで終える事ができました。 前回「空から」の譜読みが最後まで進んだと言うことで「一枚の古いレコード」の譜読みを優先し、「空から」は復習の為に通して問題のある箇所だけ返して終わりました。 ‘黙礼’より「生きる」を練習しました。 こちらも言葉を大切に扱うためのブレスのあり方、最初の子音の準備、ワンフレーズ分の言葉をイメージしたブレスを吸うことをお願いしました。 皆さんがそれぞれ意識してうまくブレスが入ると、とても内容が伝わる歌い方ができる様に思います。 Pax aeternaは一回通しましたが、特に問題なく、最後の部分だけ返して終わりました。 5声Ave Mariaはやはりこれも歌いすぎて遅れ気味になるので、言葉のアクセント以外を歌いすぎないようにお願いすると、とてもニュアンス豊かな歌になりました。 レクイエムより、Dies iraeとLacrimosaを練習しました。 Dies iraeは最初の短く切る8分音符のDi-es i-raeは息のスピード感も良いのですが、その後のsolvet saeclum in favillaのレガートなフレーズに対して、そのまま短くて速すぎる息をぶつけて歌ってしまうとフレーズ感が無くなってしまうので、solvet~以下のレガートを意識した息の速度から入って加速するイメージを伝えました。そうすることで上三声の半音下降する音形をより活かした「世のすべては灰に帰る」という恐ろしさが迫る様な表現が出来るのでは無いかと思います。 Lacrimosaは伸ばしている音が発声でやった風船がしぼまないイメージで、なおかつ美しい音を目指し、息が止まってしまわないように長い音を積極的に歌う様に伝えました。

記録:眞木喜規(指導者)


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