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執筆者の写真記録:各地指導者、実行委員

2月12日 広島練習内容

2月12日 広島練習内容<記録:大島久美子(ボイストレーナー)>


佐伯先生がお休みでしたので、大島が担当致しました。

佐伯先生から「遥かなる海へをビシーっとやってください。」と伝言を受け、その通りに致しました。 基本的には、これまでの練習記録の復習になります。

ただ、なぜそうなるとか、どうしたら良いのかを、声楽的な視点から提案してみました。


細かく細かく、重箱の隅をつつくような練習で申し訳なかったのですが、皆さん、すごく意欲的に取り組んでくださり、ハモる、という意識ができたように思います。ありがとうございました。 あ…タイトルをちゃんと覚えましょう!


【遥かなる海へ】

・悲しみのティダ 「長い戦が」の「が」につくスタッカートが、吐き捨てるというか、乱暴になりがちです。音価を守りつつ、フレーズをどこまで捉えるかで少し防止できるように思います。はっきり発音しつつ、それをするのはなかなか難しいことではありますが、ぶつけないという意識を持って歌うことの積み重ねだと思います。ひらがなの羅列として歌うのではなく、文章として語るように歌いたいです。  


全体的に、ソプラノさんの気迫が充実しているがゆえに、息の圧が強くなり上ずるので、音の入りなどが揃わなくなります。強く歌うという意味を正しく再現できるといいなと思います。  伴奏のリズムに押されて慌てないようにしたいのですが、慌てていながら遅れるという難しいことをやってしまっています。これは、ひらがな読みから脱却できたら、ある程度は解消されると思います。  


できるだけ、フレーズを長く捉えて、休符のたびにブレスをしないようにしましょう。特に短い休符のたびにブレスをすると遅れる原因になります。  はっきり発音しようとして、8分音符の歌い方が切れがちになります。ちゃんと詩を読みましょう。  カタカナ攻撃「ニライカナイからの」は何度も発音して慣れましょう。「ライ」と「ナイ」をいっぺんに発音するとリズムが狂うので、楽譜と照らし合わせて確認しましょう。


・遠き子守歌  両親を亡くした男の子が大人になって、子供の頃を思い出す子守歌であると最初の頃、説明がありました。「ヨイシー」のところは音量設定を計画的に考えながら歌いましょう。佐伯先生は指先しか動かしておられないはずです。音量に反応しましょう。


駒かな音楽指示を各自確認しましょう。互いに聴き合い、ユニゾンは揃えようとか、きれいな和音で終わろうとか、意識を寄せていく努力を明確にしていきましょう。できた時の美しいこと!素晴らしかったです!上田先生と佐伯先生に聴いていただきたかった!これがいつも出来ると最高ですっっっ!  


69小節目のバスを集中的に練習しました。今日はできていたので、是非維持しましょう! ヨイシーは弱くではなく、寝かしつける歌なので、そういう気持ちで歌いましょう。pと書いてあるからと言って、口の開け方が少なくなると言葉が全く聞こえないので、fを歌う時以上にはっきり開けるよう心がけてちょうど良いくらいです。


・若夏に思う  タイトルを覚えましょう!この曲は、伊波さんがお祖父様を思い書かれたものです。  

「若夏」の「わ」は「w」を意識して唇を使って歌いましょう。顎を下げるだけの腹話術的な「わ」にならないように。  音を下げない意識を持ちましょう。「下げない」と決めて歌うことは大事です。それには、ピアノや周りの音をしっかり聴き合いましょう。  47小節目の下3声は、ソプラノに呼応しているので、大きくなりすぎないように。  

プレスの位置を揃えましょう。  


低い音は、歌い込みに行かないように。地声チックになるので、響かせる位置を大切にしましょう。  

13ページは、ピアノのベース音を聴きながら、他パートとのバランスを気にしつつ、音をシビアに捉えましょう。


・祈りの朝に  前奏のテンポを緩めないことにしたのは、歌のテンポが遅くならないためです。ピアノからテンポと音をもらって、気を確かに持ちながら、「下げません」と決めて歌いましょう。「けれど」の「ど」がビシーっとはまるように、自分達でそのピンポイントを見つけて、素晴らしいハーモニーでピアノに繋げましょう。  


希望に向けて歌うので「光」とかもそうですが、言葉を生き生き発音してみてください。躍動感が格段に違ってきます。  音がきちんと揃うようになったら、表現することに興味を持ちましょう。明るい音色、クリアな発音、柔らかな息遣い、ゆとりができた方からどんどん取り組んでみていただきたいです。  


練習番号Hの「ああ」は感動的にうたいましょう。無機質にならないように。ここからは「海に昇るティダ」=「希望」であることを意識して光り輝くティダを表現していきましょう! 練習番号Iは、待ち侘びたからこその喜びをしっかり伝えていきましょう。 いずれも、歌詞をしっかり読む、読み込むことが大事です。ひらがなの記号をうたわないように、文章を捉えて語るように歌いましょう。


そして、「ハーモニーを感じながら」歌うことを意識しましょう。1歩でも半歩でも、前より良い演奏にしていきましょう。 今日のピアニストは大井里菜先生でした。ありがとうございました! 次回は26日です。会場が「まん防解除」の都合で決まります。連絡網で回しますので、それまで各自、しっかり練習しておきましょう!よろしくお願い致します。


今後練習に持ってくる楽譜たち

遥かなる海へ

ミサブレヴィス

いのりのとき

三陸鉄道が行く

今この時を

こころのアルバム

いのちのうた、ふるさとのうた(とうさんの海、のみ)





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