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12月16日 東京練習内容

東京では九段生涯学習館の自主企画講座が始まり、そのサポートに回る団員と、通常練習の団員の2グループに分かれての練習が来月まで続きます。(上田益)


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下記は一般練習の内容です。 練習予定していた全ての曲の音を出すことはできませんでしたが、練習した曲についてはとても有意義な練習ができたと思います。この調子で練習していきましょう。


また逢える

3

Cからの女声の動き出しをスムーズに歌えるともっと良くなると思います。Cからのピアノの3連符に惑わされないようにお願いします。

30小節からの音色はもっと固めに欲しいです。(音量が大小ということとは別の要素です。)

言葉もはっきりと切れよく歌ってください。


4

10小節目のデクレッシェンドはテノールがA#に動いて和声が解決してからにしましょう。

34小節目のアルトのC#に動く部分しっかり示すように歌いましょう。また他のパートはしっかりと音を保ちましょう。(勝手に減衰しないように注意してください。)

54小節目は10小節目と一緒でアルトがEに動いて解決してからデクレッシェンドしてください。


風のように

Cからの部分は声の音色を明るくして、内容もポジティブな歌詞になるので希望に満ちた顔で歌えると良いです。

思いっきり笑顔になれると良いです。「だから強く」の部分はしっかり固めに歌い、「風のように優しく」の部分はそれとは対称的に浮遊感のある優しい声で歌えると良いです。


とうさんの海

Cから、新しし歌詞をたくさん歌うので、一つ一つの歌詞を聴き手に説明するようなつもりで丁寧に歌いましょう。

特に「同じ」という歌詞の後が毎回違う歌詞になるのでそこを強調できると良いと思います。


三陸鉄道が行く

Dの部分がこの曲で唯一のmpの部分なのですが、そこがもう少し効果的に歌えると良いなと思いました。

音量だけをmpにするのでは表現として足りない気がします。例えば言葉を立てるように歌ったり、優しく歌ってみたり、いろいろ試せると思います。


レクイエム


6

36小節目はアルトがG#に動いてからデクレッシェンドしてください。44小節目も同じです。


7

12小節目のソプラノ、テノールに出てくる16分音符の歌い方は最初の音に一番重みがくるようにして、後はその勢いで残りの音を流す感じで歌うとうまく行くと思います。


8

これもディミヌエンドの扱いに気を付けてください。

どの曲についてもディミヌエンドと書かれていると急激に音量がなくなってしまう傾向があるので、もっと声を聴き手に聴かせる事を意識すると良いと思います。


9

この曲はuの母音が沢山出てきますが、私が指摘する前に日本語のuになってしまう方がいらっしゃいます。指摘すると直ります。最初からそうしてほしいです。そろそろ定着しても良い頃だと思います。日本語の曲の時とラテン語の曲の時でしっかりスイッチを切り替えられると良いですね。


10

これは発音以外は素晴らしかったです。

6小節目のソプラノのメロディを一筆書きのように歌えるともっと良くなります。決して一つ一つの音符が強調されないように気を付けてください。



5声のAve Maria

この曲は「Maria」の「ri」で、音が動く場面が沢山ありますが、その部分もレガートで一つの弧を描いて歌えると良いですね。



Alma Redenptoris Mater

これはまだ歌詞が定着していないと思うので、歌詞だけを読む練習や、音程を付けないでリズム読みをする練習をするととても効果的だと思います。この曲もuの母音が多いのでそれも含めて練習していきましょう。


Salve Regina

同じ歌詞を繰り返して歌うときはブレスのあるなしに関わらずしっかり言い直して歌いましょう。

例えば最初の部分は毎回歌い直しながらクレッシェンドなので階段的なクレッシェンドになります。

決してノンブレスで平坦に歌わないように気を付けてください。


しおり

この曲では半音で動く部分がいくつかあります。半音の幅は意外に広いのでしっかり音程の区別をつけて歌えるようにしましょう。

あと半音で動く時の和声の確認をするのも良いと思います。


記録:鏡 貴之(指導者)




◆下記は企画講座の練習風景です。






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