指導:上田益、ピアノ:大井里菜
【生きとし、生けるものへ】
全曲通し 全体的に、口が横に平たい感じがあるので、縦に開けるように心がけましょう。母音が平たく聴こえてきます。
指揮者が違えば、音楽の表現も違ってくるので、指揮をしっかり見て、指揮者のタイミングで歌うよう心がけましょう。 その変化を楽しみながら、対応できるようになりましょう!
【また逢える】
全曲通し クレッシェンドする時に、声が割れるほど力まず、センシティブに感じながら歌ってくださいね!
・一枚の古いレコード 声が重たい!もっと軽やかに。 1音1音押すから遅れていくので、前に前に進む推進力を持って歌うように。とにかく重たい!もっと乗って、軽やかに歌いましょう。 練習番号J、「憩う場が欲しい、誰かのために」が1フレーズとして捉えられるように、停滞せず、前に進む。
・また逢える 練習番号H、たしかに子を失った母の気持ちとしては悲しいものがあるけれど、暗く歌う必要はなくて、ただ、あっけらかんと歌いすぎ。もう少し人生経験を反映させて、豊かに表現しましょう!でも、遅くならないように。「あの子の愛」、「あ」の母音が明るすぎる。ウェットな音色で。
・このいのち 明日へ とにかく重たくなる。遅くなる。テンポにしっかり乗って歌うように、しっかり指揮を見ましょう。 冷たい雨は、そんなに豪雨にはならない…。どんな冷たい雨?「雨が冷たいんや!」という気持ちを感じることが大事。
クライマックスに向けて曲を進めたいのに、ブレーキがかかり、停滞する。 p.44、26小節目のmfは、下の段のフェルマータに向けてのスタート地点なので、しっかり音量をコントロールできるように、意識をして配分しながら歌いましょう。
でも、「そして」からテンポが絶対に落ちないように。p.49最後はクレッシェンドだけれど、p.50に入ったらmfなので、ペース配分を考えて強弱をつけましょう。
【黙礼】
全曲通し 遅れてしまう。しっかり見て歌いましょう。
「あなた」怒られているような気がします…。もっと優しく。亡くなった方への呼びかけ。愛おしさを持って「あなた」と呼びかけましょう。最後の音符の長さに注意。自分の都合で伸ばさないように。 テンポの揺れにしっかり着いていくように。いつもの佐伯先生の指揮だけでなく、
他の先生のご指導でも歌ってみてください。固定観念が強くなり、どんどん遅くなるので、柔軟に対応するために、是非ZoomやYouTubeで一緒に歌ってください。
【ミサブレヴィス】
・Kyrie きっちりはまっていないけど、まぁだいたい、かな。ハモリつつ、音程をしっかり合わせる覚悟で。
・Gloria Kyrieのアタッカから入るので、入りをしっかり早めに準備して入りましょう。
・Credo 遅れる原因は、とにかく楽譜にかじりつき。どんなに楽譜を必要としていても、指揮者は意識して視野に入れしましょう。
記録:大島久美子(ボイストレーナー)。
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