前半はミサ・ブレヴィスの1~3番を本宮が担当、後半は上田先生による神戸公演の プログラムの通し練習でしたが、先月の東京特別公演の曲を復習するよい機会ともな りました。 ・「Kyrie」 Alt:冒頭の音程が低くなりがちです。歌う前に音色をイメージし、子音[K]より上 で母音[i]を発音するように 八分音符で下行する“eleison”が走りやすいです。“elleison”のつもりで発 音するとよいでしょう。 Sop:ベースの動き、下3声のハーモニーをきいて歌う。 Bass:“eleison”の語尾の音域が上がる箇所で突出しがちです。語尾のニュアン スを大事に。 「Gloria」、「Credo」もアカペラで4声のハーモニーを意識して歌う練習をしまし た。 ・「Gloria」【G】女声:“Suscipe”懇願する気持ちで丁寧に。 ・「Credo」<P>の破裂音がほとんど聞こえません。 特に重要な言葉の語頭の<P>(Patrem”、“passus”、“Prophetas”、 “peccatorum”)、 語頭以外でも“scripturas”や“baptisma”等、日本語では馴染みのうすい破裂音の ため、かなり意識して発音しないと 母音に埋もれてしまいます。唇まで意識を向 けて各自しっかり<P>を発音する練習を。 ・『黙礼』:特別公演の成果か、裏拍から始まる歌い出しや3連符(特に「あな た」)のタイミングがずいぶんよくなりました。 ・『生きとし生けるもの』:SopとTenのユニゾン、AltとBasのユニゾン箇所がきれい に揃うようになりました! 4曲目の最後【K】:温かく軽やかな3拍子がとても美しかったです。 ・『また逢える』「4.このいのち明日へ」:30小節フェルマータ後の入りは指揮 をよく見て! 来週から新曲の譜読みが始まりますが、時々上記の作品も取り上げ、鮮度を保ち続け たいと思います 最も寒いこの時期、空気もかなり乾燥していますので体調には十分気をつけてくださ い。 記録:本宮廉子(指導者)
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